仕事を探す前に知っておくべき「雇用形態」の話
「知っておきたい!復職にまつわるアレコレ」では復職・転職など、おしごとを探すうえで知っておきたい、おしごとにまつわる「アレコレ」を紹介します。
今日は「雇用形態」の話。ちょっと聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、「正社員」や「パート」「アルバイト」「派遣」などはよく耳にするのではないでしょうか。今日はこの「雇用形態」についてポイントをしぼってお伝えします!
大事なことを3行で。
・雇用形態には大きく4つのタイプがあります。
・雇用形態ごとに働き方の特徴が違います。
・おしごとを探す前に自分に合った「雇用形態」を明確にしておくのがおすすめ!
雇用形態」とは?
まず、「雇用形態」とは企業と従業員が締結する雇用契約の採用種別のことをいいます。
また、これまでは、働き手は正社員での雇用を希望するケースが最も一般的とされていましたが、 一方で、自分らしい暮らし方・働き方がしたい等の個人のニーズから、 派遣社員やパート社員を選択するなど雇用形態は多様化してきつつあります。私たちママも、それぞれのお家、そして自分のライフスタイルに合った働き方を選べた方がいいですよね。ということは、この「雇用形態」ある程度把握しておいた方が良さそうですね。早速どんな雇用形態があるかみていきましょう!
雇用形態は主にこの4タイプを知っておけばOK!
①正社員 ②契約社員 ③派遣社員 ④パート・アルバイト
それでは、それぞれ雇用形態の特徴をかんたんに紹介します!
雇用形態① [ 正社員 ]
・雇用期間の定めがないため雇用が安定的
・昇給や賞与、退職金等の制度が整っている
・保険関係や福利厚生の充実
・会社の定める日時で働かなければならない(基本的には週5日/1日8時間勤務)
・残業や転勤があり、責任の範囲が広い
・扶養の範囲外の就労となり、控除が減る
・社会保険に加入するので、老後に受け取れる年金が増える
雇用形態② [ 契約社員 ]
・正社員と待遇面が近い
・正社員より採用基準が低く、評価次第では昇進を目指せる
・有期雇用のため契約更新がない場合があり、退職金も出ない場合が多い
・保険や賞与、退職金などの制度が整ってない就業先が多い
・扶養の範囲外の就労となり、控除が減る
・社会保険に加入するので、老後に受け取れる年金が増える
雇用形態③ [ 派遣社員 ]
・自分のライフスタイルに合わせ、時期や時間、仕事内容など選べる
・派遣会社の人が間に入ってくれるので相談や交渉がしやすい
・様々な業種を経験でき、スキルアップに活かせる
・一定期間*を経れば、派遣先(実際に働くところ)で直接雇用される
・1つの派遣先での就業期間が2ヶ月~など、就業場所・内容が安定しにくい
・派遣先で「外部の人間」という扱いを受けやすい
・扶養の範囲内での就労も可能な場合がある
雇用形態④ [ パート・アルバイト ]
・勤務時間や曜日の選択や調整が可能
・勤務時間や曜日の調整により、扶養の範囲内での就労や雇用保険を受けることもできる
・未経験者OKの求人が多いため探しやすく、気軽に入りやすい
・保険や賞与、退職金などの制度が整ってない就業先が多い
・正社員と比較すると、任される仕事が限られる
・経営が悪くなると、他の雇用形態と比較した場合、雇用が不安定になりやすい傾向がある
*派遣に関しては、就業者の安定的な就労を目指すための法律や様々な制度・仕組みがあります。代表的なものはこちら
https://www.manpowerjobnet.com/haken_guide/basic/haken3year/
ここまでのそれぞれの特徴をざっくりとまとめたのがこちら!
このように、扶養内で働きたい場合や保険の有無を確認したうえで働きたい場合、もちろん気になる給与などの待遇面、そして時間の調整や入社のしやすさなど。いろいろと条件を考えていくとキリがなさそうですが、この雇用形態ごとの特徴をつかんでいくことで、きっとあなたの選択肢は広がるはず!
また、今どんなはたらき方をしたいか、将来的にはどうしたいのか、ご家族ともお話ししながらその時に応じた働き方ができるといいですね!私たちはそんな皆さんを応援しています!
それではまた次回をお楽しみに!
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