先輩復職ママの体験談 #2 子どもと少し離れる時間があることで「さらに愛しさが増す」
先輩復職ママの体験談 #2 N.Iさん編
子どもと少し離れる時間があることで「さらに愛しさが増す」
おしごと百貨店が“実際に復職したママにインタビュー!すでに復職・職場復帰をされた「復職の先輩」ママの体験談は、きっと今、復職、職場復帰を考えられているママの皆さんの参考となるはず!
連載2回目は福島県郡山市在住のN.Iさんにインタビューさせていただきました。
N.Iさんははじめての妊娠・出産、そして産休・育休を経て復職されました。それでは、早速インタビュースタート!
========================
N.Iさんの復職時の状況
・復職した時の年齢:30代
・復職した時のお子様の状況:1才10か月(保育園)・10か月(保育園)
・復職した職種:ベーグルの製造・販売
========================
Q.復職を考えたきっかけは何でしたか?
子どもは本当にかわいくて、もちろん育児も楽しいのですが、24時間一緒にいると社会から取り残されたような気持ちになってしまうのも事実です。特にコロナ禍で外出できなかった頃には、子どもがぐずると、家の中にずっといなければならないのが大変でした。
また、育休中に年子で二人目を授かり、下の子が生後3ヵ月になったタイミングで二人とも保育園に預けられることになったので、周りの人の助けを借りながら仕事復帰しました。
Q.復職をしようと思った時、一番不安だったことは何ですか?
はじめての妊娠・出産・子育てだったので、一番の不安はやっぱり仕事と家事・育児との両立でした。
Q.それをどう乗り越えた?
仕事と家庭の両立については、体調が悪い時はいさぎよく家事を諦めて手をつけずに、夫に頼むこともありました。夫は料理が得意で、食事を作ってくれるし、お弁当も自分で詰めて仕事にいくような「自立した人」なので、出産後も助かっています。
また、子どもとの時間についても、もちろんずっと一緒にいたい気持ちはありますが、子どもと少し離れる時間があることで「さらに愛しさが増すね」と、他の働いているお母さんたちと話しています。
ちなみに、妊娠中のつわりがひどかった時は、同僚が「大事をとって帰ってもいいよ」と気遣ってくれて、早退させてもらいながら乗り切りました。
Q.今の仕事を決めたポイントは?
2018年にお店があった複合施設のイベントでアイシングクッキーの講師として呼んでもらった時に、求人が貼ってあるのを見つけて、その場で「働きたい」と申し出ました。
当時は個人事業主で「もう一度誰かと一緒に働きたい」と思っていました。
そのお店・複合施設の事業が面白そうだなと思う一方、お客さまの視点でお店を見ると、いくつも改善すべき点がありました。そこで、そうした改善点と改善策を代表に伝えて働き始めました。
採用は当初はパートタイムでしたが、運営に関わるようになると勤務時間が長くなり、条件を整備してもらっているうちに、妊娠がわかり、勤め先の代表から産休・育休を取ることを提案されたので、取得することにしました。
Q.復職して良かったことは?
高校生のとき、友達が私の作ったお菓子を食べて笑顔になってくれたのが、私の仕事の原点です。得意分野の仕事で必要とされることは、本当にありがたいことだと思っています。
家事や育児にもやりがいはありますが、感謝されることはあっても、残念ながら収入にはつながりません。働いて収入を得ることで、これまで自分が積み重ねてきた経験を肯定することができて自信にもつながります。
Q.今後の夢や目標があったら教えてください!
下の子も離乳食を食べるようになったり、他のお母さんから、卵や小麦アレルギーのあるお子さんの苦労が聞こえてくることもあったりします。これからは添加物などにも今まで以上に意識しながら、おいしいベーグルを作って、笑顔を増やしていきたいと思っています。
※年齢等については取材当時の情報です。
その他のカテゴリーのコラムはこちら
Interview
Return to work
Laboratory